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新書|詳細

電車で怒られた!

デンシャデオコラレタ!
2024年6月19日発売
定価:1,100円(税込み)
ISBN 978-4-334-10351-4
光文社新書
判型:新書判ソフト

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電車で怒られた!「社会の縮図」としての鉄道マナー史田中大介/著

一定の時間、大量の他者たちと狭い空間に閉じ込められれば、ストレスやフラストレーションもたまる。混雑した電車がもたらすリスクやコストとどのように付き合っていくか。大都市で電車通勤をしている人びとは、日々、そうしたことに向き合っている。(中略) その苛立ちは、気の毒にも鉄道員がやり玉にあがることもあれば、身近な乗客のマナーに向けられることもある。穏やかな電車の風景にはりめぐらされているマナーという目に見えない気遣いの網の目。電車のなかで怒って、怒られて――本書ではそんな交通空間のコミュニケーションの歴史と現在を通して、現代日本における都市構造やその変容を考察してみたい。
(「はじめに」より)

目次

第1章 「社会の縮図」としての鉄道
第2章 鉄道規範は劣化したのか?
第3章 20世紀前半の車内規範:
            交通道徳の時代からエチケットの時代へ
第4章 20世紀後半の車内規範:
            マナーの時代と規範感度の高度化
第5章 現代の車内規範:
            新しいモノの登場と再構築されるマナー

著者紹介

田中大介(たなかだいすけ)
1978年生まれ。日本女子大学人間社会学部教授。慶應義塾大学文学部卒業、筑波大学大学院人文社会学科研究科修了。現代都市のインフラ(公共交通、消費空間、情報環境など)について社会学的に研究している。共編著に『ネットワークシティ』(北樹出版)、『ガールズ・アーバン・スタディーズ』(法律文化社)などがある。

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