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新書|詳細

バッタを倒すぜ アフリカで

バッタヲタオスゼ アフリカデ
2024年4月17日発売
定価:1,650円(税込み)
ISBN 978-4-334-10290-6
光文社新書
判型:新書判ソフト

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バッタを倒すぜ アフリカで前野 ウルド 浩太郎/著

アフリカで研究を始めてはや13年。ようやく極秘裏に進めていたメインの研究成果を論文発表することができ、学術的要素をふんだんに盛り込んだ本を執筆できる準備が整った。
そのメインの研究とは、サバクトビバッタの繁殖行動について調査したものだ。具体的には、バッタの雌雄がいかにして出会い、結ばれ、産卵しているのか、その一連のプロセスを明らかにしたものである。研究者として、論文発表前の研究成果を公の場で書き記すことは控えるがのがしきたりのため、これまで執筆することはできなかった。(「まえがき」より)
日本、モーリタニア、アメリカ、モロッコ、フランス――世界中を飛び回ってのフィールドワークと実験は、深刻な食糧危機の原因となるバッタの大量発生を防ぐ可能性を持っていた!画期的な研究内容がいよいよベールを脱ぐ。

目次

第1章 モーリタニア編――バッタに賭ける
第2章 バッタ学の始まり
第3章 アメリカ編――タッチダウンを決めるまで
第4章 再びモーリタニア――バッタ襲来
第5章 モロッコ編――ラボを立ち上げ実験を
第6章 フランス編――男女間のいざこざ
第7章 ティジャニ
第8章 日本編――考察力に切れ味を
第9章 厄災と魂の論文執筆
第10章 結実の時

著者紹介

前野 ウルド 浩太郎(まえの うるど こうたろう)
昆虫学者(通称:バッタ博士)。1980年秋田県生まれ。国立研究開発法人国際農林水産業研究センター(国際農研)主任研究員。秋田県立秋田中央高校卒業、弘前大学農学生命科学部卒業、茨城大学大学院農学研究科修士課程修了、神戸大学大学院自然科学研究科博士課程修了。博士(農学)。京都大学白眉センター特定助教を経て、現職。アフリカで大発生し、農作物を食い荒らすサバクトビバッタの防除技術の開発に従事。モーリタニアでの研究活動が認められ、現地のミドルネーム「ウルド(○○の子孫の意)」を授かる。著書に新書大賞受賞作で、25万部突破の『バッタを倒しにアフリカへ』、第4回いける本大賞を受賞した『孤独なバッタが群れるとき』(ともに光文社新書)、児童書『ウルド昆虫記 バッタを倒しにアフリカへ』(光文社)がある。

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