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新書|詳細

リスキリングは経営課題

リスキリングハケイエイカダイ
2023年3月15日発売
定価:1,012円(税込み)
ISBN 978-4-334-04652-1
光文社新書
判型:新書判ソフト

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リスキリングは経営課題日本企業の「学びとキャリア」考小林祐児/著

「リスキリング」とはひらたく言えば、業務上の技術や専門スキルを新しく獲得すること、そしてそれを企業が従業員に促進することである。DX(デジタル・トランスフォーメーション)とあわせて普及しつつあるこの言葉は、「生涯学習」「リカレント教育」などと同じく、広く大人の「学び直し」と捉えられる。しかし、残念ながら日本の社会人のほとんどは、学びへの意欲が極めて低い。統計データからも、大人が世界一学ばない国であることが明白だ。これは決して個人の「やる気」不足のせいではなく、日本企業の働き方やキャリアの「仕組み」に起因する。大人の「学びの貧困」を解消するために必要な構造改革とは何か。幅広い調査データや学術知見を基に、日本企業がリスキリングを通じて生まれ変わる方法を提言する。

目次

まえがき
第1章 「リスキリング」の流行とその課題
【補論】「スキル明確化」という幻想──氾濫する「うまくやる力」はどこへいくのか
第2章 「学ばなさ」の根本を探る──「中動態的」キャリア論
第3章 「変わらなさ」の根本を探る──変化を抑制するメカニズム
第4章 リスキリングを支える「三つの学び」
第5章 「工場」から「創発」へ──日本はリスキリングをどう進めるべきか
第6章 「学びの共同体」の仕組み──企業を「キャリアの学校」にする
第7章 「学ぶ意思の発芽」の仕組み
終 章 これからの企業における「学び」の方向性
あとがき

著者紹介

小林祐児(こばやしゆうじ)
パーソル総合研究所上席主任研究員。上智大学大学院総合人間科学研究科社会学専攻博士前期課程修了。NHK放送文化研究所に勤務後、総合マーケティングリサーチファームを経て、2015年入社。労働・組織・雇用に関する多様なテーマについて調査・研究を行っている。専門分野は人的資源管理論・理論社会学。単著に『早期退職時代のサバイバル術』(幻冬舎新書)、共著作に『働くみんなの必修講義 転職学――人生が豊かになる科学的なキャリア行動とは』(KADOKAWA)、『残業学――明日からどう働くか、どう働いてもらうのか?』(光文社新書)、『会社人生を後悔しない40代からの仕事術』(ダイヤモンド社)など多数。

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