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新書|詳細

古典と日本人

コテントニホンジン
2022年12月14日発売
定価:990円(税込み)
ISBN 978-4-334-04640-8
光文社新書
判型:新書判ソフト

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古典と日本人「古典的公共圏」の栄光と没落前田雅之/著

一般社会通念としての「古典」とは、歴史という長い時間の中で、他者の視線に耐え抜いた書物を指すことが支配的なのである。そのことは十分に了解しつつ、ここでは、本来の古典には明確な基準があったことを述べておかねばならない。その基準とは何か?それは<前近代文明社会>においては、注釈や注釈書をもつ権威を有する書物が古典であったという明確な事実である。その点は、文明社会間の差異を超えて一切のぶれがない。第一章で挙げた書物群の中で注釈をもっていないものなど皆無なのである。
(「第二章 古典的公共圏への先駆」より)

目次

序章 古典を学ぶことに価値や意味はあるのか

第一章 古典意識の成立
――古典なるものと藤原俊成の戦略
第二章 古典的公共圏への先駆
――古典と注釈
第三章 古典的公共圏の確立
――身だしなみとしての和歌・古典
第四章 古典的公共圏の展開
――戦乱においてますます躍動する和歌・古典
第五章 古典的公共圏の繁栄
――古典の王国だった近世日本
第六章 古典の末路
――古典を見捨てた近代
終章 古典の活路
――それでも古典を学ぶことには意義がある

おわりに
読んでおきたい古典(現代語訳・注釈書)10選

著者紹介

前田雅之(まえだまさゆき)
1954年、山口県生まれ。明星大学人文学部日本文化学科教授。早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。専門は古典学、中世文学、日本思想史。著書に、『記憶の帝国 【終わった時代】の古典論』(右文書院)、『書物と権力 中世文化の政治学』(吉川弘文館)、『保田與重郎 近代・古典・日本』(勉誠出版)、『古典的思考』(笠間書院)、『なぜ古典を勉強するのか』(文学通信)ほか。編著書に、『画期としての室町 政事・宗教・古典学』(勉誠出版)などがある。

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