ジンセイヲカエタカンコクドラマ　2016～2021
2021年11月18日発売
定価：1,320円（税込み）
ISBN 978-4-334-04576-0
光文社新書
判型：新書判ソフト

人生を変えた韓国ドラマ　2016～2021藤脇邦夫/著

日本における韓国ドラマブームは、俳優が話題の中心となった「冬のソナタ」出現の2003～10年を第一次とすると、2011～15年の第二次はシナリオ・発想・シノプシス・プロットの充実期であり、2016年から始まった第三次ブームは、Ｋ‐ＰＯＰ人気に加えて、ケーブル三局――ＪＴＢＣ・ｔｖＮ・ＯＣＮの躍進が加わり、これによって「韓国ドラマ」のクオリティはアメリカ・ドラマに匹敵する水準にまで引き上げられた。
そして、2019～21年の第四次ともいえるブームは、まさに第三次以降の成熟による一大ルネッサンス期――黄金期であり、「愛の不時着」「梨泰院クラス」「賢い医師生活」といった秀作を続々と生み出した。
――世界を席巻する韓国ドラマの魅力を傑作80選とともに徹底解説！

目次

序　章　韓国ドラマ新時代の到来
第一章　地上波の失速とケーブル局の台頭
第二章　ケーブル局製作ドラマの研究
第三章　地上波の停滞とその実態
第四章　二〇一〇～二〇年代の地上波ドラマの佳作　
            二〇一五〜二〇二〇
第五章　三大ケーブル局（ｔｖＮ・ＪＴＢＣ・ＯＣＮ）が
            生んだ第四次韓国ドラマブーム
第六章　ネット独占配信のケーブル局代表作ベスト３　徹底解析
第七章　ケーブル局で開花した男優・女優
第八章　Ｋ‐ＰＯＰメンバーのドラマ進出
第九章　ドラマＯＳＴの充実と躍進
第十章　韓国ドラマの未来を予測する

著者紹介

藤脇邦夫(ふじわきくにお)
1955年広島県生まれ。大学卒業後、専門学校、業界誌を経て、82年、出版社入社。2015年定年退職、以後、文筆業。著書に、『仮面の道化師』(弓立社) 、『出版幻想論』『出版現実論』(いずれも太田出版)、『出版アナザーサイド』(本の雑誌社)、『定年後の韓国ドラマ』(幻冬舎新書)、『断裁処分』(ブックマン社)等がある。