フトウコウカラメジャーヘ
2019年8月21日発売
定価:1,100円(税込み)
ISBN 978-4-334-04430-5
光文社新書
判型:新書判ソフト
不登校からメジャーへイチローを超えかけた男
高校野球期待の逸材は、なぜ不登校になったのか? 一度外れたレールに戻るため、どうあがき苦しんだのか? 孤独と焦り、秘めたる自信とままならぬ社会や制度の壁、周囲の人々の支援――。
日大藤沢高校→不登校・引きこもり・留年・高校中退→渡米→新宿山吹高校(定時制)→法政大学→渡米――イチローよりも早く、「日本人初の野手メジャーリーガー」の称号を手に入れかけた男の不屈の生き様を、『牛を飼う球団』(小学館、小学館ノンフィクション大賞候補作)の著者が描き切る!
目次
序 章 イチローを超えかけた男
第1章 不登校の4番打者
第2章 週刊誌の記事
第3章 定時制高校
第4章 23歳の新入部員
第5章 黒いポルシェ
第6章 未完の番組
第7章 オランダ人になる
第8章 日米野球摩擦
終 章 根鈴道場
著者紹介
喜瀬雅則(きせまさのり)
1967年神戸市生まれ。スポーツライター。関西学院大学経済学部卒。90年に産経新聞社入社。94年からサンケイスポーツ大阪本社で野球担当として近鉄、阪神、ダイエー、オリックス、中日、アマ野球の番記者を歴任。2008年から8年間、産経新聞大阪本社運動部でプロ・アマ野球を担当。産経新聞夕刊連載「独立リーグの現状 その明暗を探る」で11年度ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。17年7月末に産経新聞社を退社。著書に、独立リーグの四国アイランドリーグplus・高知球団の経営再建とユニークな経営戦略を描いた『牛を飼う球団』(小学館)がある。