タイリョウハイキシャカイ
2019年4月17日発売
定価:968円(税込み)
ISBN 978-4-334-04405-3
光文社新書
判型:新書判ソフト
大量廃棄社会アパレルとコンビニの不都合な真実
「このままじゃだめだよな」「なんか変だな、おかしいな」
暮らしの中で、ふと思うことはありませんか?
たとえば、一回も袖を通すことなく、洋服を捨てる時。イベントだからと買った恵方巻やケーキを食べ切れなかった時。新品の服が1年間に何億枚も廃棄されていることを知った時。
たくさん作って、たくさん買って、たくさん捨てる。それが当たり前の時代だが、「無駄」のウラには必ず、「無理」が隠されている。
NHKの元キャスター・国谷裕子氏と「SDGsプロジェクト」に取り組む朝日新聞の2人の記者が、「大量廃棄社会」の実情と解決策を徹底リポートします。
目次
はじめに
第1部 アパレル業界編
第1章 それでも洋服は捨てられ続ける
第2章 アパレル“生産現場”残酷物語
第3章 リサイクルすれば、それでいい?
第4章 「透明性」と「テクノロジー」で世界を変える
第2部 コンビニ・食品業界編
第5章 誰もが毎日お茶碗1杯のご飯を捨てている
第6章 フードロスのない世界を作る
第3部 消費者編
第7章 大量廃棄社会の、その先へ
おわりに
著者紹介
仲村和代(なかむらかずよ)
朝日新聞社会部記者。1979年、広島市生まれ。沖縄ルーツの転勤族で、これまで暮らした都市は10以上。2002年、朝日新聞社入社。長崎総局、西部報道センターなどを経て2010年から東京本社社会部。著書に『ルポ コールセンター』、取材班の出版物に『弧族の国』(ともに朝日新聞出版)がある。
藤田さつき(ふじたさつき)
朝日新聞オピニオン編集部記者。1976年、東京都生まれ。2000年、朝日新聞社入社。奈良総局、大阪社会部、東京本社文化くらし報道部などを経て、2018年からオピニオン編集部。近年は、消費社会や家族のあり方などを取材。取材班の出版物に『平成家族』(朝日新聞出版)など。