コドモガフエタ!
2019年2月15日発売
定価:1,078円(税込み)
ISBN 978-4-334-04398-8
光文社新書
判型:新書判ソフト
子どもが増えた!明石市 人口増・税収増の自治体経営
理論ではなく実践!
兵庫県明石市は、近年、子育て支援による子ども増・人口増・税収増で注目されている。市が掲げる「子どもを核としたまちづくり」「やさしいまちを明石から」が、聞こえのいいスローガンで終わらないのはなぜか? その要因は? 市民・市議会の理解は得られているのか? 理屈ではなく実践を積み重ねてきた現市長と元内閣府参与が、自治体関係者、元官僚、研究者などの論客を迎えて多面的に分析する。住民が市長に本音をぶつけるスペシャル座談会も収録。
目次
はじめに~“暴言市長”のもう一つの“顔” 湯浅誠
第1講 人口動態で見る地域の「健康」
藻谷浩介(地域エコノミスト)
第2講 マイノリティが社会発展の鍵を握る
村木厚子(元厚生労働事務次官)
第3講 1%の積み上げで地域は蘇る
藤山浩(持続可能な地域社会総合研究所)
第4講 市民とともに責任を担い合う自治
清原慶子(三鷹市長)
第5講 「転換期」のリーダーに求められるもの
北川正恭(元三重県知事)
第6講 「魚目線」で地域の自然を見る
さかなクン(東京海洋大学名誉博士)
「やさしい社会を明石から」~あとがきにかえて
著者紹介
湯浅誠(ゆあさまこと)
1969年東京都生まれ。1990年代よりホームレス支援・生活困窮者支援に従事する。2009年から内閣府参与(~’12年)。法政大学教授(~’19年)。主な著書に『「なんとかする」子どもの貧困』(角川新書)、『ヒーローを待っていても世界は変わらない』(朝日文庫)など。
泉房穂(いずみふさほ)
1963年明石市生まれ。東京大学教育学部卒。NHK、弁護士を経て2003年衆議院議員となり、犯罪被害者基本法などの制定に携わる。’11年明石市長就任。全国市長会社会文教委員長。社会福祉士でもある。柔道3段、手話検定2級、明石・タコ検定初代達人。