サラバ、GGシホンシュギ
2018年6月14日発売
定価:836円(税込み)
ISBN 978-4-334-04356-8
光文社新書
判型:新書判ソフト
さらば、GG資本主義投資家が日本の未来を信じている理由
ファンドマネージャーとして資本市場と対峙してきている私からすると、高齢化社会は、財政だけに及ぶ問題だとは思えませんでした。日本の会社や経済においても、もっと広範にいろいろな部分で「みんなの成長」の邪魔をしているのではないか、と。(本文より)
いまだ高齢世代が経済の中心を担い、牛耳り続けている現代日本。そのいびつな構造は日本そのものの成長を奪い、経済を停滞させ、さまざまな場所で悪影響を及ぼしているといえる。そんな中、世代を問わないさまざまな立場からポジティブな変化の兆しがついに見えてきた。最強のファンドマネージャーが語る、日本の現状と未来の可能性。
目次
第1章 日本の「GG資本主義」にモノ申す
第2章 今度こそまっとうな「投資」は生まれるか
第3章 「働き方改革」の向かう未来とは
第4章 各地で生まれつつある「虎」たち
第5章 多世代共生社会が切り開く未来
あとがき
著者紹介
藤野英人(ふじのひでと)
レオス・キャピタルワークス株式会社代表取締役社長・最高投資責任者。1966年富山県生まれ。国内・外資大手投資運用会社でファンドマネージャーを歴任後、2003年レオス・キャピタルワークス創業。主に日本の成長企業に投資する株式投資信託「ひふみ投信」シリーズを運用。投資教育にも注力しており、明治大学商学部兼任講師、JPX アカデミーフェローを長年務める。一般社団法人投資信託協会理事。主な著書に『投資家が「お金」よりも大切にしていること』(星海社新書)、『ヤンキーの虎 新・ジモト経済の支配者たち』(東洋経済新報社)、『投資レジェンドが教えるヤバい会社』(日経ビジネス人文庫)。