ホントウニスンデシアワセナマチ
2016年11月17日発売
定価:814円(税込み)
ISBN 978-4-334-03955-4
光文社新書
判型:新書判ソフト
本当に住んで幸せな街全国「官能都市」ランキング
「住みたい街」や「住みやすい街」……住むことに関する多種多様なランキングは「住むこと」「暮らすこと」に関する私たちの「体験」そのものが反映されているとは言い難い。本当に豊かに楽しく生きられる、魅力的なまちとはなんなのか?
そこで、本書では「他者との関係性」「五感で感じる身体性」を基準にした「官能」〈センシュアス〉という言葉をキーワードに、まちを再評価する試みを行う。上からの再開発や、均質化された都市計画によって、まちの個性や多様性が失われつつある現在、本当に住んで幸せなまちとはどこにあるのか?中央/地方を問わず、そこに生きる人たちの、まちに対するリアルな評価を可視化し、近未来のまちのイメージを探っていく。
目次
はじめに
第 1 章 フォーマットが先行する日本の都市計画
第 2 章 センシュアス・シティ・ランキング
第 3 章 センシュアス度で全国のまちを測る
特別座談会 新しい評価軸としてのセンシュアス
第 4 章 センシュアスは幸せの実感値
おわりに
謝辞
特別付録 センシュアス・シティ・レーダーチャート
著者紹介
島原万丈(しまはらまんじょう)
1989年株式会社リクルート入社、株式会社リクルートリサーチ出向配属。以降、クライアント企業のマーケティングリサーチおよびマーケティング戦略のプランニングに携わる。2004年結婚情報誌『ゼクシィ』シリーズのマーケティング担当を経て、2005年よりリクルート住宅総研。2013年3月リクルートを退社、同年7月株式会社ネクストHOME'S総研所長に就任。ユーザー目線での住宅市場の調査研究と提言活動に従事。
HOME'S総研(ほーむずそうけん)
不動産・住宅情報サイト『HOME'S』を運営する株式会社ネクスト内に設立された社内シンクタンク。「もっと、住むことの自由を」を活動指針に、より豊かで真に自由な住生活の実現を目指し、独自の調査研究を通じて、住まいに関わる産業のあるべき姿や方向性について提言活動を行っている。