ニュウモン ソシキカイハツ
2015年5月19日発売
定価:814円(税込み)
ISBN 978-4-334-03858-8
光文社新書
判型:新書判ソフト
入門 組織開発活き活きとと働ける職場をつくる
近年、ビジネスの世界を始めとして、「組織開発」が脚光を浴びている。組織開発とは、戦略や制度といった組織のハードな側面だけでなく、人や関係性といったソフトな側面に働きかけ、変革するアプローチを指す。
組織開発はアメリカで1950年代終盤に生まれ、欧米を中心に発展してきた。一方、日本では1960年代に導入されたものの、組織開発の全体像は理解されているとは言い難く、学びの機会も少ない。
本書では、いま、組織開発が必要とされる理由、特徴と歴史、理論と手法などを具体的な事例を交えて紹介。なぜ、組織の人間的側面のマネジメントは重要な経営課題となるのか、第一人者による格好の入門書。
【推薦・解説 金井壽宏】
目次
はじめに
第1章 今、なぜ組織開発なのか
第2章 組織開発とは何か ―― その特徴と手法
第3章 組織開発の進め方
第4章 日本の組織が活性化する鍵
おわりに
著者紹介
中村和彦(なかむらかずひこ)
1964年岐阜県生まれ。南山大学人文学部心理人間学科教授、同大学人間関係研究センター長。専門は組織開発、人間関係トレーニング(ラボラトリー方式の体験学習)、グループ・ダイナミックス。アメリカのNTLインスティテュート組織開発サーティフィケート・プログラム修了。組織開発コンサルティングを通して様々な現場の支援に携わるとともに、実践と研究のリンクを目指したアクションリサーチに取り組む。主な論文に「組織開発(OD)とは何か?」「アクションリサーチとは何か?」(『人間関係研究』に掲載)などがある。