スマホニマンゾクシテマスカ?
2015年2月17日発売
定価:990円(税込み)
ISBN 978-4-334-03845-8
光文社新書
判型:新書判ソフト
スマホに満足してますか?ユーザインタフェースの心理学
コンピュータのハードウェアは、昔に比べて何百万倍も進化しているのに、あまり使いやすくなっているようには感じられない。
また、爆発的に普及したスマホは知的生産には不向きで、流れてくる情報を見るだけの時間潰しのツールになっている。
本来コンピュータは、人間の能力を拡大し、いつでも/どこでも/誰でも使えるツールとして構想されてきたものだ。
では、その方向に正しく進化するにはどうすればいいのか?
ユーザインタフェース(コンピュータのような機械を人間が使えるようにする仕組みのこと)の第一人者が、豊富な事例を交えながらわかりやすく解説する。
目次
まえがき
1 心理とデザイン
2 開発の発想
3 ウェブ時代のトレンド
4 ユビキタスな生活
5 楽々情報整理
6 安全と秘密
著者紹介
増井俊之(ますいとしゆき)
1959年兵庫県生まれ。博士(工学)。東京大学大学院工学系研究科電子工学専攻修士課程修了後、富士通、シャープ、カーネギーメロン大学客員研究員、ソニーコンピュータサイエンス研究所、独立行政法人産業技術総合研究所、米アップル社などを経て、2009年より慶應義塾大学環境情報学部教授。情報視覚化、情報検索、例示/予測インタフェース、テキスト入力システム、実世界指向プログラミング、実世界指向GUI など、ユーザインタフェースに関連する各種の研究を行う。携帯電話に搭載される日本語予測変換システム「POBox」や、iPhoneの日本語入力システムの開発者として知られる。