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新書|詳細

回避性愛着障害

カイヒセイアイチャクショウガイ
2013年12月13日発売
定価:924円(税込み)
ISBN 978-4-334-03775-8
光文社新書
判型:新書判ソフト

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回避性愛着障害絆が希薄な人たち岡田尊司/著

われわれは、日々の対人関係や家族との生活、性生活や子育てといった親密さを前提とする関係において、ストレスや困難を抱えやすくなっている。結婚率や出生率の低下は、主に経済問題の側面から論じられることが多いのだが、実際には、今よりはるかに貧しい、食うや食わずの時代でも、高い結婚率と出生率を維持してきた。飢餓ラインぎりぎりで暮らしていても、家庭を持ち、子どもをつくり続けてきたのである。ところが、今では、多くの人が、自分一人で過ごす時間や自分のために使うお金を削ってまで、家族をもちたいとは思わなくなっている。
それは経済問題とは別のところに原因がある。そこには愛着が稀薄になり、回避型愛着が浸透していることが関わっている。われわれの身には、人間から別の“種” へと分枝していると言えるほどの、生物学的変化が生じているのである。

目次

第一章 新たな「種」の誕生! ?
第二章 回避型愛着と養育要因
第三章 社会の脱愛着化と回避型
第四章 回避型の愛情と性生活
第五章 回避型の職業生活と人生
第六章 回避の克服
第七章 愛着を修復する

〈愛着スタイル診断テスト〉

著者紹介

岡田尊司(おかだたかし)
1960年香川県生まれ。精神科医、作家。現在、岡田クリニック院長(枚方市)。山形大学客員教授。東京大学文学部哲学科中退・京都大学医学部卒、同大学院高次脳科学講座神経生物学教室、脳病態生理学講座精神医学教室にて研究に従事。著書に『愛着障害』(光文社新書)、『ストレスと適応障害』『発達障害と呼ばないで』(以上、幻冬舎新書)、『働く人のための精神医学』『パーソナリティ障害』(以上、PHP新書)、『母という病』(ポプラ社)、『マインド・コントロール』(文藝春秋)、『愛着崩壊』(角川選書)など多数。小笠原慧のペンネームで小説家としても活動し、『DZ』『手のひらの蝶』『風の音が聞こえませんか』(以上、角川文庫)などの作品がある。

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