セカイハ「ユラギ」デデキテイル
2013年5月17日発売
定価:814円(税込み)
ISBN 978-4-334-03743-7
光文社新書
判型:新書判ソフト
世界は「ゆらぎ」でできている宇宙、素粒子、人体の本質
ダークマター、ニュートリノ、ヒッグス粒子……。科学に関するさまざまなトピックスが、話題にのぼる機会が増えてきました。しかし、見えない世界は理解するには難しい。宇宙は広すぎ、素粒子の話は小さすぎて、私たちの日常からかけ離れているからです。実は、宇宙の誕生も、素粒子の発見も、人体のメカニズムも、自然界にあるものはすべて物質の「ゆらぎ」が根底にあります。アインシュタインの相対性理論から最新の超ひも理論まで、科学の謎を解くことは、何が、どう揺らいでいるかを解明することでもあったのです。本書ではこのキーワードから、科学をシンプルに学んでいきましょう。
目次
はじめに
第1章 「ゆらぎ」に魅せられた科学者たち
第2章 素粒子の正体はひもの「ゆらぎ」
第3章 138億年前、宇宙で何が揺らいだのか
第4章 1/fの揺らぎ、真実とウソ
第5章 人体は「ゆらぎ」をたくみに利用する
第6章 脳が揺らぐ、心が揺らぐ
おわりに
著者紹介
吉田たかよし(よしだたかよし)
1964年生まれ。東京理科大学客員教授。医学博士。東京大学大学院工学系研究科を終了後、NHK入局。アナウンサーとして活躍した後、北里大学医学部にて医師免許を取得し、受験生専門外来「本郷赤門前クリニック」を開設。医師業のかたわら、東京理科大学で揺らぎの研究に携わる。『仕事力のある人の運動習慣』(角川oneテーマ21)、『20代リアル処世術』(PHP研究所)、『仕事のギリギリ癖がなおる本』(青春出版社)、『元素周期表で世界はすべて読み解ける』(光文社新書)など、著書多数。