キュウヨメイサイハナゾダラケ
2009年4月17日発売
定価:836円(税込み)
ISBN 978-4-334-03504-4
光文社新書
判型:新書判ソフト
給与明細は謎だらけサラリーマンのための所得税入門
給料日。現在、ほとんどの会社で給与は銀行振込になっている。あなたがサラリーマンなら、手元に給与明細が配られるだけである。あなたは自分の給与明細をじっくりと見たことがあるだろうか? そこに記載されている数字が正しいかどうかチェックしたことがあるだろうか?
日本のサラリーマンの税金のむしられ方は、羊たちの毛刈りを連想させる。日本の羊たちは、知らないうちに毛をむしられ(源泉徴収)、その程度やむしられ方についてもわからないまま、不満や不安はあるが、でも大騒ぎするほどの負担感を抱かないですむようにされている。
この本は、そんなサラリーマンの税制の現状をわかりやすく説明したものである。(プロローグより抜粋)
目次
プロローグ
第1章 給与明細の謎
第2章 必要経費の謎
第3章 控除の謎
第4章 年末調整の謎
第5章 出向・解雇・倒産と税金の謎
第6章 退職金・年金と税金の謎
エピローグ
あとがき
索引
著者紹介
三木義一(みきよしかず)
1950年東京都生まれ。75年、一橋大学大学院法学研究科修士課程修了。現在、立命館大学法科大学院法務研究科教授、博士(法学・一橋大学)、弁護士(共栄法律事務所)。専攻、税法。著書に、『日本の税金』(岩波新書)、『よくわかる税法入門』『よくわかる国際税務入門(以上、ゆうひかく選書)、『演習ノート租税法』(共著、法学書院)、『日韓国際相続と税』(共編著、日本加除出版)、『世界の税金裁判』(清文社)など多数。