ブンショウハセツゾクシデキマル
2008年9月17日発売
定価:836円(税込み)
ISBN 978-4-334-03473-3
光文社新書
判型:新書判ソフト
文章は接続詞で決まる
読者にわかりやすく、印象に残るような文章を書きたい。その気持ちは、プロの作家であろうと、アマチュアの物書きであろうと変わりません。
でも、そのためには、どこから手をつけたらよいのでしょうか。
プロの作家は、接続詞から考えます。接続詞が、読者の理解や印象にとくに強い影響を及ぼすことを経験的に知っているからです。(中略)
本書では、総論、各論、実践編の順に接続詞を追うなかで、接続詞の全体像を正しく把握していただくとともに、実際の文章を書くときに役立つ接続詞使用の勘どころについて、身につけていただくことを目指します。
(「序章 接続詞がよいと文章が映える」より)
目次
序章 接続詞がよいと文章が映える
第1章 接続詞とは何か
第2章 接続詞の役割
第3章 論理の接続詞
第4章 整理の接続詞
第5章 理解の接続詞
第6章 展開の接続詞
第7章 文末の接続詞
第8章 話し言葉の接続詞
第9章 接続詞のさじ加減
第10章 接続詞の戦略的使用
第11章 接続詞と表現効果
著者紹介
石黒圭(いしぐろけい)
1969年大阪府生まれ。神奈川県出身。一橋大学留学生センター・言語社会研究科准教授。一橋大学社会学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門は文章論。主な著書に『よくわかる文章表現の技術I-表現・表記編-』『同II-文章構成編-』『同III-文法編-』『同IV-発想編-』『同V-文体編-』(いずれも明治書院)『日本語てにをはルール』(すばる舎)がある。