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新書|詳細

ガウディの伝言

ガウディノデンゴン
2006年7月14日発売
定価:1,045円(税込み)
ISBN 978-4-334-03364-4
光文社新書
判型:新書判ソフト

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ガウディの伝言外尾悦郎/著

形、数字、謎の部屋…
サグラダ・ファミリアの彫刻家が読み解く天才建築家のメッセージ


ガウディは本当に人間を幸せにするものをつくろうとしていたと思います。そしてまた、人間がつくり得る最高のものを神に捧げようとしていました。建築や彫刻などの造形だけでなく、光や音も組み合わせた総合芸術。それがガウディの構想していたサグラダ・ファミリアです。……また、ガウディの作品は、人類が向かうべき方向性についても、多くの示唆を与えてくれているように思えます。私はサグラダ・ファミリアでガウディの考えた彫刻をつくりながら、そのことをずっと感じ続けてきました。(本文より)
一二〇年以上も建設が続けられている大聖堂で、彫刻家として活躍する著者が、隠されたメッセージを読み解いていく。

■「外尾、これを修復できるか?」
プーチさんに声をかけられ、私は我に返りました。そのときどんな返事をしたか、今でははっきり覚えていませんが、おそらく生返事をしたと思います。私は迷いました。これが自分の手に負えるだろうか、と。資料もほとんどないでしょう。しかし、少し考えて、これはやらなければいけないと思いました。プーチさん――私をサグラダ・ファミリアの彫刻家として雇って下さった恩人であり、当時もっとも尊敬していた人です――が、ロザリオの間を五〇年間もどんな思いで封印してきたか……。

目次

プロローグ
第一章 ガウディと職人たちとの対話
第二章 石に込められた知恵
第三章 天国に引っ張られている聖堂
第四章 人間は何も創造しない
第五章 ガウディの遺言――「ロザリオの間」を彫る
第六章 言の葉が伝えるもの――「石の聖書」を読む
第七章 ガウディを生んだ地中海
第八章 ライバルとパトロン
第九章 ガウディと共に育つ森――一九世紀末のバルセロナ
第一〇章 神に仕える建築家の誕生
第一一章 孤独の塔、サグラダ・ファミリア
第一二章 永遠に満たされていくもの
エピローグ

著者紹介

著者:外尾悦郎
一九五三年福岡県生まれ。京都市立芸術大学彫刻科卒業。七八年以来、スペイン、バルセロナ市のサグラダ・ファミリア贖罪聖堂の彫刻を担当。現在、同聖堂の専任彫刻家。二〇〇〇年、一五体の天使像を完成させたことによりサグラダ・ファミリア「生誕の門」が完成。〇五年、世界文化遺産に登録される。リヤドロ・アートスピリッツ賞、福岡県文化賞受賞。著書に『バルセロナ石彫り修業』『バルセロナにおいでよ』などがある。

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