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新書|詳細

わかったつもり

ワカッタツモリ
2005年9月16日発売
定価(本体700円+税)
ISBN 978-4-334-03322-4
光文社新書
判型:新書判ソフト

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わかったつもり読解力がつかない本当の原因西林克彦/著

「わからない」ことよりも、
「わかったつもり」でいることの方がはるかに問題だ!

理解力・読解力を磨くための一冊

後から考えて不充分だというわかり方を、「わかったつもり」とこれから呼ぶことにします。この「わかったつもり」の状態は、ひとつの「わかった」状態ですから、「わからない部分が見つからない」という意味で安定しているのです。わからない場合には、すぐ探索にかかるのでしょうが、「わからない部分が見つからない」ので、その先を探索しようとしない場合がほとんどです。
「わかる」から「よりわかる」に到る過程における「読む」という行為の主たる障害は、「わかったつもり」です。「わかったつもり」が、そこから先の探索活動を妨害するからです。
(本文より一部改変して抜粋)

【「わかったつもり」のパターン】
□「間違った」わかったつもり
 →部分の読みが不充分だったり、間違ったりしている
□「結果から」というわかったつもり
 →文章の結末に強く影響される
□「最初から」というわかったつもり
 →文脈・文章全体の雰囲気に惑わされる
□「いろいろ」というわかったつもり
 →「ものごとにはいろいろある」という認識が、それ以上の探索を止めさせる.

目次

はじめに

第1章 「読み」が深まらないのはなぜか?

1.短い物語を読む
2.「わからない」と「わかる」と「よりわかる」
3.「わかったつもり」という困った状態

第2章 「読み」における文脈のはたらき

1.文脈がわからないと「わからない」
2.文脈による意味の引き出し
3.文脈の積極的活用

第3章 これが「わかったつもり」だ

1.「全体の雰囲気」という魔物(その1)
2.「全体の雰囲気」という魔物(その2)
3.「わかったつもり」の手強さ

第4章 さまざまな「わかったつもり」

1.「わかったつもり」を作り出す“犯人”たち
2.文脈の魔力
3.ステレオタイプのスキーマ

第5章 「わかったつもり」の壊し方

1.「わかったつもり」からの脱出
2.解釈の自由と制約
3.試験問題を解いてみる
4.まとめ

引用文献など

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