ホーム > 書籍 > ノンフィクション、学芸 > ネット依存から子どもを救え
ネットイゾンカラカドモヲスクエ
2014年4月17日発売
定価:1,540円(税込み)
ISBN 978-4-334-97777-1
ノンフィクション、学芸
判型:四六判ソフト
ネット依存から子どもを救え
「やめなさい」などと叱っても、やめられるものではありません。やめられないから「依存症」なのです。
確かにネット依存は、アルコールや薬物などの“物質”に依存しているわけではありませんが、「ギャンブル依存」や「買い物依存」などと同じように、「行動」や「行為」への依存、という分類にあたります。趣味や娯楽の域を超え、自己コントロールを失うほどになると「依存」と診断され、病気としての治療が必要とされるのです。
目次
第1章 急増する「ネットにハマる」子供たち
第2章 ネット依存は、何が問題なのか
第3章 ネット依存を精神医学的に解説する
第4章 どうしてそんなにハマるのか、広がるのか
第5章 ネット依存と心の問題
第6章 ネット依存の診断と治療
第7章 「依存傾向」のうちにできること
第8章 上手に利用することが最良の予防法
著者紹介
遠藤美季(えんどうみき)
ネット依存アドバイザー。任意団体「エンジェルズ・アイズ」主宰。アニメーションカメラマン、パソコンインストラクターを経て2002年にサイトを開設。インターネットの使い方やネット依存について、保護者や学校関係者に啓発活動をおこなっている。著者に『脱ネット・スマホ中毒』(誠文堂新光社)がある。
墨岡 孝(すみおかたかし)
成城墨岡クリニック院長。精神科医。詩人。1947年、静岡県生まれ。慶應義塾大学医学部卒。専門は精神病理学、産業精神医学、社会精神医学。長年、コンピュータと人間の心の問題について取り組んできた。近年は新聞、テレビ、講演などで、ネット依存症についても、その予防と治療について提言をおこなっている。成城墨岡クリニックは、ネット依存症の治療をおこなう日本で数少ない病院のひとつ。主な著書に『ストレスとどうつきあうか』(日本放送出版協会)、『「パソコン病」に負けないで』(毎日新聞社)、『10代の「心の病」はこうなおす』(双葉社)などがある。