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ジユウノテツガクシャカント
2013年12月13日発売
定価:2,200円(税込み)
ISBN 978-4-334-97758-0
ノンフィクション、学芸
判型:四六判ソフト
自由の哲学者カントカント哲学入門「連続講義」
この講義では、カントが啓蒙の時代にあって、いかに自由の概念を重視し、自由に思考することを大切に考えていたかを探ってみたいと思います。カントといういと、道徳的な命令に服従すべきであるという義務論でよく知られていて、自由の概念がカントにとってきわめて重要な役割をはたしていたことは、あまり語られていないかもしれません。(序より)
目次
<第1章>自由の三つの概念
<第2章>批判と自由
<第3章>感性における自由
<第4章>知性における自由
<第5章>理性の自由
<第6章>幸福と自由
<第7章>人間の道徳と自由
<第8章>人間の判断力と自由
<第9章>カントの宗教哲学――悪と自由
<第10章>カントの政治哲学
著者紹介
中山元(なかやまげん)
思想家・翻訳家。1949年生まれ。主著に『フーコー 生権力と統治性』『フーコー 思想の考古学』『思考の用語辞典』『正義論の名著』ほか。訳書にカント『純粋理性批判』『実践理性批判』、ルソー『人間不平等起源論』『社会契約論/ジュネーヴ草稿』ニーチェ『善悪の彼岸』『道徳の系譜学』、フロイト『人はなぜ戦争をするのか』『自我論集』『エロス論集』、ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』『職業としての政治/職業としての学問』、マルクス『資本論第1巻』ほか多数。