ホーム > 書籍 > フィクション、文芸 > 屋上と、犬と、ぼくたちと
オクジョウト、イヌト、ボクタチト
2014年9月17日発売
定価:1,760円(税込み)
ISBN 978-4-334-92970-1
フィクション、文芸
判型:四六判ソフト
屋上と、犬と、ぼくたちと
10年前の台風の日、秘密基地で起きたこと。
ガソリンスタンドでバイトをしている野村修司は、アパートの新聞受けに謎のメモがはさまれていることに気付く。はじめは意味のわからない内容だったが、翌週以降も届くメモを見ると、それは小学校時代に起きた不幸な出来事を指しているようだ。
仲間と拾った子犬を内緒で飼っていた秋葉ビルの『屋上の屋上』から、台風の日に仲間の一人、オッタが転落して亡くなったのだ。バイト先のミステリー好きの店長にメモを見せると、オッタの死に不審を抱き、メモの主を突き止めようと言い出すのだが――。