女医問題ぶった斬り!女性減点入試の真犯人
誰も公言できなかった女医問題の真実
東京医大の入試不正事件をきっかけに明るみ出た、女性の医学部受験者への減点操作。「女性差別だ」の声の一方で、「必要悪」「長年の公然の秘密」との声も多かった。医学部人気が過熱し女性の志願者も増える現在、なぜ「女医は要らない」と言われてしまうのか。2004年の新研修医制度、2018年の新専門医制度の導入はなぜ、さらなる医師偏在、医療崩壊を招いてしまったのか。フリーランスの麻酔科女医として活躍する著者が、女医の歴史やイメージの変遷なども振り返りつつ、女医をめぐる現状を鋭く分析。真に有効な「女性活用」「医師の働き方改革」のためのヒントを提示する。女医を目指す人へのアドバイス(「令和を生きる女医たちへ」)も掲載。
目次
序章 東京医大事件が世に問うもの
第1章 女医の年代記
第2章 女医と東京医大事件
第3章 女医の人生すごろく
第4章 女医の使い方
第5章 令和を生きる女医たちへ
あとがき
著者紹介
筒井冨美(つついふみ)
1966年生まれ。フリーランス麻酔科医。地方の非医師家庭(医師ではない一般家庭)に生まれ、某国立医大を卒業。米国留学、医大講師を経て2007年より「特定の職場を持たないフリーランス医師」に転身。本業の傍ら、メディアでの執筆活動や、『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)、『医師たちの恋愛事情』(フジテレビ系)など医療ドラマの制作協力にも携わる。著書に『フリーランス女医は見た 医者の稼ぎ方』(光文社新書)、『フリーランス女医が教える 「名医」と「迷医」の見分け方』(宝島社)がある。