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新書|詳細

東京スカイツリー論

トウキョウスカイツリーロン
2012年5月17日発売
定価:1,045円(税込み)
ISBN 978-4-334-03686-7
光文社新書
判型:新書判ソフト

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東京スカイツリー論中川大地/著

多くの「帰宅難民」たちが江戸人のように八百八町を歩かされた、東京にとっての3・11は、まさに都市の古層への回帰の体験でもあったのだ。そして、代官町通りのゆるい坂を上りきり、かつて近衛師団司令部庁舎だったゴシック様式の国立美術館工芸館が左手側に、京風様式の乾門が右手側に広がるあたり。筆者は目の当たりにしたのである。夕日を受けて茜色に染まりつつある、東の空の雲の下。私たちが知っている、東京スカイツリーの無事な姿を。

目次

序章 坂の上のスカイツリー

第1章 インフラ編/東京スカイツリーに背負わされたもの
  1‐1 日本のインフラ政策の大転換
  1‐2 東京スカイツリーの誘致プロセスとその仕様
  1‐3 スカイツリーが担う「放送と通信の融合」
  1‐4 スカイツリーの機能にみる日本社会の限界と希望

第2章 タワー編/世界タワー史のなかのスカイツリー
  2‐1「始祖」としてのエッフェル塔
  2‐2 浅草十二階と通天閣が担った「日本近代」
  2‐3 東京タワーの「昭和」と「平成」
  2‐4 「世界一」のタワーの変遷とグローバリズム
  2‐5 東京スカイツリーはいかなる〈タワー的公共性〉を確立すべきか

第3章 タウン編/都市と日本史を駆動する「Rising East」
  3‐1 浅草・日本橋――江戸に受け継がれた史的地層
  3‐2 銀座・九段坂上――近代建設期における帝都のコスモロジー変動
  3‐3 新宿・渋谷――昭和に穿たれた葛藤軸
  3‐4 秋葉原・お台場――「趣都」と「ファスト風土」への二極化
  3‐5 〈ショッピングモール的公共性〉は〝東〟を再興しうるか

第4章 コミュニケーション編/地元ムーブメントはいかにスカイツリーを〝拡張〟したか
  4‐1 建設開始までの住民たちのコミット運動(2005~2007年)
  4‐2 スカイツリーウォッチャーたちの祝祭(2007~2010年)
  4‐3 祭の終わりと街のこれから(2011~2012年)
  
第5章 ビジョン編/スカイツリーから構想する〈拡張近代〉の暁
  5‐1 東京スカイツリーがもたらす「建築の大転換」
  5‐2 〈拡張近代〉型都市へのビジョン 「天空の巨木」から「拡張された森林」へ

著者紹介

中川大地(なかがわだいち)
文筆家/編集者。1974年、墨田区向島生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科博士後期課程単位取得後退学。アニメ、ゲーム等のサブカルチャーから、都市論、科学、思想史まで、虚構と現実を架橋する各種評論・ルポ・雑誌記事等を執筆。批評誌『PLANETS』(第二次惑星開発委員会)中核スタッフの一人。編著・共著に『アルファ・システム サーガ』『クリティカル・ゼロ ~コードギアス 反逆のルルーシュ?』(樹想社)、『機動警察パトレイバー ザ・レイバー・インダストリー』(学習研究社)など。主要論文に「生命化するトランスモダンへの助走~『環境』と『生命』の思想戦史」(NHKブックス『思想地図vol.4』所収)がある。

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