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<オールカラーバン>ニホンガヲカクヨロコビ
2013年10月17日発売
定価:1,012円(税込み)
ISBN 978-4-334-03767-3
光文社新書
判型:新書判ソフト
<オールカラー版>日本画を描く悦び
私にとって、「絵」は幼少期から特別なものでした。来る日も来る日も、雨の日も晴れの日も、時間があればスケッチブックを取り出し、マンガのようなものから街の様子、海の中の様子から未来の想像図まで、それこそ何から何まで描いていました。小学生の時の授業中であってもそれは変わらず、担任の先生によく注意されたものです。
(「まえがき」より)
1995年、第46回ヴェネツィア・ビエンナーレにおいて東洋人初の絵画部門名誉賞を受賞した著者は現在、ニューヨークに拠点を置きながら世界各地で活躍を続けている。母の影響から人生を変えた岩絵の具との出会い、そして「日本画の持つ底力」まで、思いのすべてを描き尽くした一冊。
目次
まえがき
序章 私の考える“日本画”
第一章 原風景
第二章 優れた芸術が生まれるには
第三章 芸術家の資質
第四章 夢、現実、生、死
第五章 日本画という確信
第六章 現在地
あとがき
著者紹介
千住博(せんじゅひろし)
1958年東京都生まれ。82年、東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業。87年、同大学院後期博士課程修了。日本画家。京都造形芸術大学教授。1995年、ヴェネツィア・ビエンナーレで東洋人として初めて絵画部門名誉賞を受賞。2002年、第13回MOA岡田茂吉賞大賞受賞。同年、大徳寺聚光院別院(静岡)の襖絵、2013年、大徳寺聚光院(京都)の襖絵を完成させる。著書に『千住博の美術の授業 絵を描く悦び』『美は時を超える 千住博の美術の授業Ⅱ』(以上、光文社新書)などがある。