スケッチハサンプン
2006年11月16日発売
定価:770円(税込み)
ISBN 978-4-334-03380-4
光文社新書
判型:新書判ソフト
スケッチは3分
速ければ速いほど、絵はうまく描ける
私がこれから本書でみなさんに提案するスケッチ表現は、時間をかけて細部までしっかり描き込むようなものではありません。ペンによる線画主体の絵、この持ち味を伝える言葉として、もし造語を許されるのなら、ちょいとスケッチするイメージから「ちょいとスケッチ」、短縮して「ちょいスケ」と呼ぶべきものかもしれません。
私の場合は通常えんぴつで下描きすることなく、いきなり黒のペンで線描写を始めます。そうして3分から5分程度でスケッチ完成となれば、あっという間にできた、という印象をお持ちになるでしょう。(本文より抜粋)
【速く描くためのコツが満載!】
■道具はありふれた3つのアイテムでOK
■定規で線を引かない
■円を描く場合は楕円のカーブに気をつける
■グラデーションは線と面のコンビネーションで処理する
■1本線で描写してしまいがちなところを2本線で描く
■奥行きの表現は、先がどの一点に集まるかに着目する
■描きにくいものは描かない
■造形や模様の繰り返しは「省略画法」で処理する
目次
はじめに
第1章 スケッチの威力
第2章 線と円を使いこなす
第3章 視点の置き方
第4章 アイテムはこう使う
第5章 描写には手順・法則がある
第6章 モノを描く
第7章 ひとを描く
第8章 風景を描く
おわりに
著者紹介
著者:山田雅夫
一九五一年岐阜県生まれ。都市設計家。山田雅夫・都市設計ネットワーク代表取締役。自然科学研究機構核融合科学研究所客員教授。技術士・1級建築士。岐阜県IT顧問。東京大学工学部都市工学科卒。著書に、『ケータイ「メモ撮り」発想法』(光文社新書)、『散歩しながら街をさらりと描く15分の裏技』『窓のそとに広がる夜景をさらりと描く15分の裏技』(以上、自由国民社)、『15分スケッチのすすめ』(シリーズ全5冊)『カラーで描く15分スケッチ』『色えんぴつで描く15分スケッチ』(以上、山海堂)など多数。