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ヤッパリセカイハブンガクデデキテイル
2013年11月15日発売
定価:1,980円(税込み)
ISBN 978-4-334-97759-7
ノンフィクション、学芸
判型:四六判ソフト
やっぱり世界は文学でできている対話で学ぶ<世界文学>連続講義2
目次
はじめに
【翻訳家・外国文学者編】
1 あらためて考えるドストエフスキー
亀山郁夫×沼野充義
東日本大震災と「世界文学」
2 「美しいフランス語」の行方
野崎歓×沼野充義
フランス文学はどこから来て、どこへ行くのか
3 「世界文学」の始まりとしてのアメリカ
都甲幸治×沼野充義
ポリフォニックな言語状況を生きる
【実作者編】
4 太宰とドストエフスキーに感じる同じもの
綿矢りさ×沼野充義
「世界文学」はここにもある
5 日本語で書く中国の心
楊逸×沼野充義
アジア文学の世界性
6 母語の外に出る旅
多和田葉子×沼野充義
移動を繰り返しながら書くということ
おわりに
著者紹介
沼野充義(ぬまのみつよし)
1954年、東京生まれ。文芸評論家。東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授(現代文芸論・スラヴ語スラヴ文学研究室)。専門はロシア・ポーランド文学。東京大学教養学部教養学科卒業後、ハーヴァード大学大学院、東京大学大学院人文科学研究科に学ぶ。著者に『屋根の上のバイリンガル』、『ユートピアへの手紙―世界文学からの20の声』、『W文学の世紀へ―境界を越える日本語文学』、『徹夜の塊 亡命文学論』(2002年サントリー学芸賞受賞)、『世界は文学でできている―対話で学ぶ〈世界文学〉連続講義』(編著)、『世界文学から/世界文学へ 文芸時評の塊1993-2011』など。訳書にシンボルスカ『終わりと始まり』、レム『ソラリス』『完全な真空』、ブロツキー『私人―ノーベル賞受賞講演』、ナボコフ『賜物』、チェーホフ『かもめ』『新訳チェーホフ短篇集』など。日本文学の海外への紹介にも意欲的に取り組んでいる。