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ホーム > 書籍 > ノンフィクション、学芸 > ウルド昆虫記 バッタを倒しにアフリカへ

書籍|詳細

ウルド昆虫記 バッタを倒しにアフリカへ

ウルドコンチュウキ バッタヲタオシニアフリカヘ
2020年5月20日発売
定価:1,980円(税込み)
ISBN 978-4-334-95088-0
ノンフィクション、学芸
判型:A5判ソフト

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ウルド昆虫記 バッタを倒しにアフリカへ前野ウルド浩太郎/著

砂漠にトイレなどない。いや、砂漠の全てがトイレだと言っても過言ではない。砂漠を一瞬でトイレに仕立て上げる技、それが野グソである。
私に言わせれば、砂漠は便器なのだ。砂漠のトイレは、日本の便器のように、あんな小さい穴に後ろ向きで発射しろとか難易度の高い要求はしてこないし、着地点がズレて大惨事になることもない。砂漠ではウンコが落ちた先が便器となる。砂漠は私のウンコを雄大に受け止めてくれる。
私は、野グソのことを、自然を汚す野蛮な行為だと誤解していた。日本では野グソは隠れてするものだと相場が決まっている。というか、都会には野グソをする場所がないし、街中でしている人を見かけたこともない。もよおしたら、わざわざトイレを探さなければいけない。日本人はトイレに束縛され、一人ではウンコすらできない不便な動物になりさがっている。たしかに道端にウンコが落ちていたら不愉快極まりないが、もっと気軽にブリブリいっちゃってもいいのではないかと思う。        (本文より)

目次

はじめに
第1章 サハラに青春を賭ける
第2章 アフリカに染まる
第3章 旅立ちを前に
第4章 裏切りの大干ばつ
第5章 聖地でのあがき
第6章 地雷の海を越えて
第7章 彷徨える博士
第8章 「神の罰」に挑む
第9章 我、サハラに死せず
あとがき
児童書版あとがき

著者紹介

前野 ウルド 浩太郎(まえの うるど こうたろう)
昆虫学者(通称:バッタ博士)。1980年秋田県生まれ。国立研究開発法人国際農林水産業研究センター(国際農研)研究員。秋田県立秋田中央高校卒業、弘前大学農学生命科学部卒業、茨城大学大学院農学研究科修士課程修了、神戸大学大学院自然科学研究科博士課程修了。博士(農学)。京都大学白眉センター特定助教を経て、現職。アフリカで大発生し、農作物を食い荒らすサバクトビバッタの防除技術の開発に従事。モーリタニアでの研究活動が認められ、現地のミドルネーム「ウルド(○○の子孫の意)」を授かる。著書に、第4回いける本大賞を受賞した『孤独なバッタが群れるとき――サバクトビバッタの相変異と大発生』(東海大学出版部)、毎日出版文化賞特別賞、新書大賞を受賞し、20万部を突破した『バッタを倒しにアフリカへ』(光文社新書)がある。

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