ホーム > 書籍 > フィクション、文芸 > 有村家のその日まで
アリムラケノソノヒマデ
2018年11月21日発売
定価:1,870円(税込み)
ISBN 978-4-334-91248-2
フィクション、文芸
判型:四六判ハード
有村家のその日まで
母が、間もなく死を迎える。
がんを患った母が、奔放な彼女らしく最後のときを過ごせるよう奮闘する、ある家族の物語。
≪有村家の人々≫
●文子(39):
イラストレーター。独身。心筋梗塞で亡くなった隣人の娘・あおい(5)を世話している。
●美香子(44):
終末期の在宅医療専門医。看取りのプロ。寡黙な夫と優秀な中学生の息子がいる。
●優(46):
寝具店店長。優しいが頼りにならない。しっかり者の妻と留学中の高校生の娘、元気な中学生の息子がいる。
●照夫(71):
元有村印刷所社長。妻の金銭トラブルで一度は距離を置いたが、復縁。
●仁子(69):
自由奔放な主婦。乳がんを患い余命数カ月。スピリチュアルに傾倒し、標準治療を「つまらないから」とやめ、すごい乳酸菌と拝み屋の力で乗り切ろうとする。
誰しもがいつかは迎える“家族の死”を、新鋭作家が祈りを込めて紡いだ感動作