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新書|詳細

萩尾望都がいる

ハギオモトガイル
2022年7月13日発売
定価:1,078円(税込み)
ISBN 978-4-334-04620-0
光文社新書
判型:新書判ソフト

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萩尾望都がいる長山靖生/著

『ポーの一族』『トーマの心臓』『11人いる! 』『イグアナの娘』…1949年生まれの萩尾望都。大島弓子、山岸凉子ら革新的な少女漫画家の中でも常に筆頭にあげられ、50年以上にわたり時代の先端で新たな普遍的表現を切り拓いてきた。SF評論家である著者にとって萩尾望都は、まず美しく繊細な少女や少年の描き手であり、SF作家であり、自由と対等と共生の模索者である。戦後日本が唱えつつも未だ意識改革できていない課題――ジェンダー、多様性、親子関係等々について、その理想を失わず更新させ続けた表現者だ。本書では萩尾作品そのものの鑑賞と、その活躍の軌跡、また小松左京や橋本治をはじめ「誰がどう萩尾作品を論評してきたか」を通して魅力を存分に伝えるとともに、戦後社会がまだ達成できていない希望を見つめ直す。

目次

はじめに――世界はどこから来て、どこに行くのか
第I章 双子と自由とユーモアと
――踊るように軽やかな表現の奥に
第II章 美しい宇宙、孤独な世界
――萩尾SFが求める多様性社会
第III章 少年と永遠
――時よ止まれ、お前は美しい
第IV章 大泉生活の顚末と心身の痛み
――少女漫画史再考1
第V章 「花の二四年組」に仮託されたもの/隠されたもの
――少女漫画史再考2
第VI章 SF少女漫画の夜明け
――先人たちの挑戦と萩尾望都の躍進
第VII章 次元と異界の詩学
――漫画で拓いたSFの最先端
第VIII章 親と子、その断絶と愛執
――母娘問題の先取り
第IX章 ふたたび、すべてを
――私たちが世界と向き合うための指針として

著者紹介

長山靖生(ながやまやすお)
1962年茨城県生まれ。評論家。歯学博士。鶴見大学歯学部卒業。歯科医の傍ら執筆活動を行う。主に明治から戦前までの文芸作品や科学者などの著作を、新たな視点で読み直す論評を一貫して行っている。1996年『偽史冒険世界』(筑摩書房、後にちくま文庫)で第10回大衆文学研究賞受賞。2010年『日本SF精神史』(河出ブックス)で第41回星雲賞、第31回日本SF大賞を受賞。2019年『日本SF精神史【完全版】』(河出書房新社)で第72回日本推理作家協会賞(評論・研究部門)受賞。主な著書に『「人間嫌い」の言い分』『不勉強が身にしみる』『恥ずかしながら、詩歌が好きです』(以上、光文社新書)、『鷗外のオカルト、漱石の科学』(新潮社)、『「吾輩は猫である」の謎』(文春新書)、『千里眼事件』(平凡社新書)など多数。

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