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ホーム > 光文社新書 > 依存症と回復、そして資本主義

新書|詳細

依存症と回復、そして資本主義

イゾンショウトカイフク、ソシテシホンシュギ
2022年5月18日発売
定価:968円(税込み)
ISBN 978-4-334-04610-1
光文社新書
判型:新書判ソフト

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依存症と回復、そして資本主義暴走する社会で〈希望のステップ〉を踏み続ける中村英代/著

自分は依存症かもしれないと思ったことがある人や、家族のとまらない行動に困っている人はたくさんいるだろう。メディアでは有名人の薬物やアルコール問題が頻繁にとりあげられ、「依存症」という言葉は広く知られているが、今なお「依存症=意志の弱さ」ととらえられがちだ。かつて摂食障害の当事者でもあった著者は、現代の資本主義社会において、「依存をめぐる行動はこの社会の中で必然的に生じる行動パターンのひとつ」と述べる。本書では、当事者コミュニティ(薬物依存の回復支援施設「ダルク」、依存症からの回復のための世界規模の共同体「十二ステップ・グループ」)における回復実践をみていきながら、これらが示す人類の新たな共生のあり方、そして「弱さから善さへと向かう意欲の物語(ナラティブ)」を描き出す。

目次

第1章 依存症と回復
第2章 ベイトソンの認識論(エピステモロジー)
第3章 ダルク――薬物依存のリハビリテーション施設
第4章 十二ステップ・グループ――依存症の回復コミュニティ
第5章 依存症の支援者――変えようとしない支援
第6章 分裂生成に満ちたこの社会で――ベイトソンが示した希望
あとがき “弱さ”から“善さ”へと向かう意欲

著者紹介

中村英代(なかむらひでよ)
1975年東京都生まれ。日本大学文理学部社会学科教授。お茶の水女子大学文教育学部卒業。東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了。お茶の水女子大学大学院博士後期課程単位取得満期退学。博士(社会科学)。専門は社会学。『摂食障害の語り―〈回復〉の臨床社会学』(新曜社)で第11回日本社会学会奨励賞を受賞。著書に『社会学ドリル――この理不尽な世界の片隅で』(新曜社)、共編著に『当事者が支援する――薬物依存からの回復 ダルクの日々パート2』(春風社)などがある。

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