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新書|詳細

沖縄50年の憂鬱

オキナワゴジュウネンノユウウツ
2022年4月13日発売
定価:990円(税込み)
ISBN 978-4-334-04603-3
光文社新書
判型:文庫判ソフト

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沖縄50年の憂鬱新検証・対米返還交渉河原仁志/著

2022年5月は沖縄が日本に返還されて50年になる。共同通信社の記者時代から沖縄の取材を続けてきた著者は、退社した2019年7月以降、ここ数年に相次いで解禁された日米の機密文書を渉猟し、これまでの返還交渉についての世間の常識や通説と大きく食い違う証言や事実に数多く遭遇してきた。そして、この返還交渉こそが、いま私たちが暮らすこの国の在り様や政治の姿、あるいは日米関係の原点であることに気づく。本書では、研究者の意見も交え、返還交渉の歴史を新しく検証。当時の交渉は、日本にとって帳尻の合うものだったのか――。「五十年目の収支決算」を通して、この国の姿を見直す。

目次

第1章    復帰の背景
第2章    交渉の経緯
第3章    合意の舞台裏
第4章    密約の実態
第5章    半世紀の検証

著者紹介

河原仁志(かわはらひとし)
東京都出身。ジャーナリスト。1982年に共同通信社入社。ニューヨーク支局員、経済部長、ニュースセンター長、編集局長などを経て2019年退社。在職中の17~19年に東京大学大学院情報学環でジャーナリズムの講座を持ち、明治大学、早稲田大学、名古屋大学などでも非常勤講師を務める。現在は公益財団法人・新聞通信調査会で事務局長。著書に『沖縄をめぐる言葉たち』(毎日新聞出版)、共著に『「西武王国」崩壊』(東洋経済新報社)がある。

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