ゼットセダイ
2020年11月18日発売
定価:1,012円(税込み)
ISBN 978-4-334-04507-4
光文社新書
判型:新書判ソフト
Z世代若者はなぜインスタ・TikTokにハマるのか?
今、日本では「Z世代(ジェネレーションZ)」と呼ばれる新しい若者世代が注目を集め始めています。「Z世代」については、実は明確な定義はなく、概ね1990年代中盤(または2000年代序盤)以降に生まれた世代を指します。彼らは「スマホ第一世代」であり、ほぼ全てのSNS利用率が中高年に比べて圧倒的に高い、という特徴があります。
「Z世代」は日本では世代人口が少なく、マスマーケティングではメインターゲットになりにくいのですが、デジタルマーケティングでは生活のデジタル化が中高年より進んでいるため、メインターゲットになりやすい。
また、仮に彼らがターゲットでない商材でも、彼らは他の世代への情報の拡散役――言わば媒介者として、ある意味でのインフルエンサーとして、多くの企業の注目の的になり始めているのです。
目次
はじめに
1章 なぜ今、日本でZ世代なのか?
2章 「ゆとり世代」との違いから見る「Z世代」の特徴
3章 Z世代と消費トレンド
4章 Z世代の「メディア生活」
5章 Z世代への新型コロナの影響
6章 Z世代をつかむツボ
おわりに
著者紹介
原田曜平(はらだようへい)
1977年東京都生まれ。慶応義塾大学商学部卒業後、博報堂入社。博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダー等を経て、現在はマーケティングアナリスト。2003年度JAAA広告賞・新人部門賞を受賞。02年から現在にいたるまで1万人を超える若者(大学生・社会人)と活動を共にしている。若者研究の第一人者であり、「マイルドヤンキー」「さとり世代」「伊達マスク」「女子力男子」「ママっ子男子」など、若者消費を象徴するキーワードを世に広めた。著書に『近頃の若者はなぜダメなのか』(光文社新書)、『さとり世代』(角川oneテーマ21)、『ヤンキー経済』(幻冬舎新書)、『それ、なんで流行ってるの?』(ディスカヴァ―携書)、『平成トレンド史』(角川新書)などがある。テレビ出演多数。