クワバカ
2020年8月19日発売
定価:1,034円(税込み)
ISBN 978-4-334-04487-9
光文社新書
判型:新書判ソフト
クワバカクワガタを愛し過ぎちゃった男たち
クワバカ――
クワガタムシを愛し、人生のすべてを賭してしまった男たちのことだ。ハブに咬まれても採集をやめない男、一回の勝負に数十万円を費やす“闘クワガタ士”、採集のためにインドネシアへ移住した世界的コレクター。そんな男たちを取材するうちに、著者自身もクワガタの沼へ少しずつはまっていった。そして、そのクワバカたちにも底知れない魅力を感じていき――。少年時代を想起させ、なぜか羨ましさも感じさせる不思議な男たちを描く、傑作“昆虫”ノンフィクション。
目次
プロローグ
第1章 魔性のクワガタ
第2章 戦うために生まれてきた
第3章 血の力
第4章 コーカサスに恋して
エピローグ
著者紹介
中村計(なかむらけい)
1973年生まれ。ノンフィクションライター。千葉県船橋市出身。同志社大学法学部政治学科卒業後、某スポーツ新聞社に入社するも七カ月で退職。以降、スポーツを中心に様々なノンフィクション作品を発表している。著書に、『甲子園が割れた日 松井秀喜5連続敬遠の真実』(新潮社、第十八回ミズノスポーツライター賞最優秀賞)、『勝ち過ぎた監督 駒大苫小牧 幻の三連覇』(集英社、第三九回講談社ノンフィクション賞)、『金足農業、燃ゆ』(文藝春秋)など多数。ナイツ塙宣之の『言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか』(集英社新書)の取材・構成も担当した。好きなクワガタはノコギリクワガタ。