プログラミングキョウイクハイラナイ
2019年2月15日発売
定価:814円(税込み)
ISBN 978-4-334-04397-1
光文社新書
判型:新書判ソフト
プログラミング教育はいらないGAFAで求められる力とは?
プログラマといわれると、必ず引き合いに出される人たちがいる。ラリー・ペイジ、マーク・ザッカーバーグ、ビル・ゲイツ……、いずれも一時代、一帝国を築いた傑物である。創業者である彼らは、一代どころか数年でこれらの帝国の礎を作ってしまった。それだけに、プログラマの天才性が強調されることがある。確かに彼らのプログラミング能力は素晴らしい。だが、注意したいのはプログラミングテクニックだけであれば、彼らより優れている者もたくさんいることである。極端な話、情報オリンピックでメダルを取るような学生であれば、こうした「天才プログラマ」を凌駕するテクニックを持っているかもしれない。では、単にプログラミングテクニックが優れている者と、大帝国を統べる「天才」とはどこが違うのだろうか。それはアイデアと、そのアイデアを実製品・実サービスに結びつける能力である。 (本文を一部改変)
目次
はじめに
1章 プログラミングとは何か?
2章 プログラマとは何者か?
3章 IT企業が求める能力とは?
4章 プログラミング教育の実際
5章 求められる能力と教育
著者紹介
岡嶋裕史(おかじまゆうし)
1972年東京都生まれ。中央大学大学院総合政策研究科博士後期課程修了。博士(総合政策)。富士総合研究所勤務、関東学院大学経済学部准教授・情報科学センター所長を経て、現在、中央大学総合政策学部准教授・国際情報学部開設準備室副室長。『ジオン軍の失敗』(アフタヌーン新書)、『ポスト・モバイル』(新潮新書)、『ブロックチェーン』(講談社ブルーバックス)、『数式を使わないデータマイニング入門』『アップル、グーグル、マイクロソフト』『個人情報ダダ漏れです!』(以上、光文社新書)など著書多数。