フジイソウタハエイアイニカテルカ?
2018年3月15日発売
定価:968円(税込み)
ISBN 978-4-334-04345-2
光文社新書
判型:新書判ソフト
藤井聡太はAIに勝てるか?
ついに将棋ソフトが名人を破り、「コンピュータが人間を超えた」という現実は誰の目にも明らかになった。しかし人間は、対戦が繰り返されるだけ過去に学び、無限に成長することができる。そして、加藤一二三、羽生善治、藤井聡太と、天才は必ず現れ、歴史を塗り替えていく。
棋士とコンピュータが対局する電王戦の終幕、藤井少年の快進撃、最強ソフトを目指すプログラマたちの執念の戦い…天才の誕生とコンピュータの進化で大きく揺れる棋界の最前線を追う。
目次
第1章 最後の電王戦第1局
~真の最強者を決める戦い
第2章 次の最強者現る
~名人に勝ったソフトを退けるソフト
第3章 最後の電王戦第2局
~歴史が変わった日
第4章 天才とは対極の伝説の棋士
~「退会」した唯一無二の男
第5章 コンピュータ将棋の進化は止まらない
~PONANZAの引退
第6章 天才の可能性とAIの進化
~人間がソフトに再び勝つ日は来るか
著者紹介
松本博文(まつもとひろふみ)
将棋記者、ルポライター。1973年、山口県生まれ。東京大学法学部卒業。東大将棋部OB。在学中より将棋書籍の編集を行う。名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力し、「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。主な著書は、第27回将棋ペンクラブ大賞受賞作『ルポ 電王戦』『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(以上、NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『東大駒場寮物語』(角川書店)など。