ニホンケイザイヲ「ミトオス」チカラ
2015年6月17日発売
定価：924円（税込み）
ISBN 978-4-334-03861-8
光文社新書
判型：新書判ソフト

東大名物教授の熱血セミナー日本経済を「見通す」力伊藤元重/著

アベノミクスが初期段階を終えて次のステージに入ったということの一つの大きなポイントは、日本に待望の長期政権が成立したことへの期待感に集約されるのではないかと思います。（本文より）
本書では、ビジネスに欠かせない日本経済を「見通す」ための基礎教養を、東大名物教授の伊藤元重先生とともに味わい、読み解いていきます。
デフレからの脱却、財政再建、産業構造の変化、グローバル経済の潮流、そして政策論議――実際にビジネスパーソンを前に行われた五つの講義で、日本経済の「今」と「これから」をしっかり身につけましょう。

目次

はじめに
序　章　経済を「見通す」力が必要な理由
第一講義　アベノミクスの衝撃を見通す
第二講義　経済再生と財政再建を見通す
第三講義　変わる日本の産業構造を見通す
第四講義　TPPとグローバル経済を見通す
第五講義　日本経済を見通すための政策論議
おわりに

著者紹介

伊藤元重（いとうもとしげ）
東京大学大学院経済学研究科教授。1951年静岡県生まれ。東京大学経済学部卒。1979年米国ロチェスター大学大学院経済学博士号(Ph.D)取得。1996年より現職。専門は国際経済学。復興推進委員会委員長。安倍政権の経済財政諮問会議議員も務める。ビジネスの 現場を丹念に見つめる「ウォーキング・エコノミスト」として知られ、テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」などでコメンテーターとしても活躍してい る。著書に、『東大名物教授がゼミで教えている人生で大切なこと』（東洋経済新報社）、『経済を見る3つの目』『はじめての経済学』（日経文庫）など。