近頃の若者はなぜダメなのか携帯世代と「新村社会」
大人になってからケータイを持ち始めた、30代以上の方々へ
今の20代後半以下の世代は、中学生、高校生くらいからケータイを持ち始めた、日本で初めての世代です。イメージしてみてください。自分が中高生のときに、もしも携帯電話や電子メールが存在していたら・・・・・・。生活は良くなっていたでしょうか? 友達との関係はどう変わっていたでしょうか? 私(著者)は7年をかけて、10代半ば~20代後半の若者、約1000人に実際に会って、じっくりと話を聞いてきました。その結果見えてきたのは、現在32歳の私ですら驚くほど劇的に変化した、彼らの生活と人間関係です。近頃の若者はいったいどういう環境にいて、いつも何を考えているのか? 本書を読めば、彼らのリアルな姿を肌感覚で理解できるようになるでしょう。
目次
はじめに
第1章 “読空術”を駆使する若者たち
第2章 知り合い増えすぎ現象
第3章 村八分にならないためのルール
第4章 半径5キロメートル生活
第5章 ちぢこまるケータイネイティブ
第6章 つながりに目覚めた若者ネットワーカー
第7章 近頃の若者をなぜダメだと思ってしまうのか?
謝辞
「ある男子大学生の《1週間、全送受信メール》」
著者紹介
原田曜平(はらだようへい)
1977年東京都生まれ。慶応義塾大学商学部卒業後、(株)博報堂に入社。博報堂生活総合研究所時代にJAAA広告賞・新人部門を受賞(2003年)。共著に『中国新人類・八〇后が日本経済の救世主になる!』(洋泉社)、『10代のぜんぶ』(ポプラ社)、『黒リッチってなんですか?』(集英社)、『情報病』(角川oneテーマ)など。本書が初の単著になる。