組織を変える「仕掛け」正解なき時代のリーダーシップとは
現在、企業を取り巻く環境は大きく変わった。変化のスピードが速くなり、影響関係の複雑さが増し、多様性が高まった。その結果、一年先を見通して目標を立てることはほぼ不可能になり、「最適解」など存在しないという前提でマネジメントを行うことが要求されるようになった。
このような環境の変化に合わせて、組織を変えるにはどうすればいいのか? 求められるリーダーシップのあり方は?
数多くの企業の組織変革に関わり、実績をあげてきた著者が、その方法論の一端を明かす。
小手先ではない、本質的な変化を組織にもたらすには?
目次
第1章 仕事をめぐる環境が、大きく変わった
第2章 組織は生命体
第3章 「働きがい」をつくり出す方法
第4章 ポジティブアプローチで組織を変える
第5章 組織を変えるプロセスをコントロールする
著者紹介
高間邦男(たかまくにお)
株式会社ヒューマンバリュー代表取締役。東京都出身。明治大学商学部商学科卒業。現・学校法人産業能率大学総合研究所勤務後、同研究所事業本部講師を経て、1985年、現・ヒューマンバリューを設立。企業のニーズに合わせて研修システムや変革プロセスを協働開発し、企業内で展開することを主に実施。1996年から「学習する組織」についての研究調査を行い、現在はAI、OSTなどのポジティブアプローチによる組織変革の手法の紹介を行っている。ASTDグローバルネットワーク・ジャパン理事。主な著書に『コーチングの技術』(オーエス出版社)、『学習する組織』(光文社新書)がある。