主な登場人物

水城聡四郎 (みずき そうしろう)
御広敷用人。勘定吟味役を辞した後、在任中の精勤を称されて、八代将軍直々のお声がかりで寄合席に組み込まれていた。将軍の代替わりを機に、聡四郎は役目を退き、無役となっていたが、吉宗の登用で御広敷用人に。戦国時代の気風を保つ「一放流」の遣い手。
水城 紅 (みずき あかね)
聡四郎の妻。江戸城出入りの人入れ屋相模屋伝兵衛の一人娘だったが、ひょんなことから聡四郎と出会い、恋仲に。聡四郎の妻になるに当たり、紀州藩主だった吉宗の養女となり、聡四郎のもとへ嫁す。
大宮玄馬 (おおみや げんば)
水城家の筆頭家士。元は一放流の入江無手斎道場で聡四郎の弟弟子だった。入江無手斎から大宮流小太刀を創始していいと言われたほどの小太刀を遣う。旗本となった聡四郎を支えるべく入江無手斎から聡四郎の家臣になるよう命じられ、いまも家臣として仕える。
入江無手斎 (いりえ むてさい)
聡四郎の剣術の師匠。一放流の達人で道場主。ときに聡四郎を厳しく鍛え、ときに相談相手にもなる。
相模屋伝 兵 衛 (さがみや でんひょうえ)
江戸城出入りの人入れ屋。紅の父。
徳川吉宗 (とくがわ よしむね)
江戸幕府第八代将軍。水城聡四郎を御広敷用人に登用する。
竹姫 (たけひめ)
京の公家清閑寺家の出で五代将軍綱吉の養女となる。大奥へ来てからの吉宗の想い人であり、竹姫も吉宗を想っている。
天英院 (てんえいいん)
第六代将軍家宣の正室。吉宗の大奥改革に反発し、さまざまな裏工作を仕掛ける。
月光院 (げっこういん)
第六代将軍家宣の側室であり、第七代将軍家継の生母。吉宗の大奥改革に反発し、さまざまな裏工作を仕掛ける。
藤川義右衛門 (ふじかわ ぎえもん)
御広敷伊賀者組頭。聡四郎と対立関係に。伊賀者の復権を画策する。
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