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ホーム > 書籍 > ノンフィクション、学芸 > 迷い迷って渋谷駅

書籍|詳細

迷い迷って渋谷駅

マヨイマヨッテシブヤエキ
2013年3月15日発売
定価:1,760円(税込み)
ISBN 978-4-334-97737-5
ノンフィクション、学芸

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迷い迷って渋谷駅日本一の「迷宮ターミナル」の謎を解く田村圭介/著

渋谷ヒカリエの開業を機に再開発が本格化する渋谷駅の謎に迫り、その秘密を歴史的、構造的に見事に解き明かした異色の本。渋谷駅は1日約280万人の乗客が利用し、東京でトップ3に入る。しかし1位の新宿駅や池袋駅がプラットホームが平行に並ぶ単純な構造となっているのに対し、継ぎ接ぎの増築を続けた渋谷駅は乗り入れる9路線が絡み合い、“9層の迷宮”と異名を持つ複雑な構造になっている。全乗り換えルートは実に128もあるのに日々、大きな事故もなく交通結節点としての機能を果たし続けているのはなぜなのか。筆者は渋谷駅の動線はどのような構造になっているのかを長年研究し、立体模型、立体図を作成して人の流れを調べた。するとそこには「立体リング」と「平面リング」と筆者が名付けた「隠れた秩序」の存在が浮かび上がってきたのだ。

目次

プロローグ モンスター渋谷駅

フレームI 渋谷駅の作法 xyと149
フォーカス1 xyと149を渋谷駅の七つのプラットホームが解く
フォーカス2 渋谷駅をグラフで見てみれば
フォーカス3 風の谷の渋谷駅体

フレームII 渋谷駅の履歴 127年間
フォーカス1 渋谷駅を流れる川にかかる橋
東西方向のxの形成 更新世~一九一二年
フォーカス2 デキちゃった渋谷駅
南北方向のyの形成 一八五四年~一九〇六年
フォーカス3 渋谷の谷底でのサラリーマンと砂利の出会い
ターミナル化 一九〇六年~一九二二年
フォーカス4 渋谷駅を降りたらそこは百貨店
ターミナルデパート化 一八九八年~一九三四年
フォーカス5 地下鉄が飛んでる渋谷駅
立体化 一九三四年~一九四五年
フォーカス6 カモフラージュした渋谷駅
蛹化 一九三六年~一九五五年
フォーカス7 玩具箱をひっくり返したような渋谷駅
増殖化 一九五四年~一九七〇年
フォーカス8 鳴りをひそめた渋谷駅
地下化 一九五八年~二〇一三年
フォーカス9 渋谷駅は漂う
広域化 一九八七年~二〇一三年
フォーカス10 渋谷駅お前もか
超高層化 二〇〇〇年~二〇二七年

フレームIII 渋谷駅の更新 2012年
フォーカス1 渋谷駅は形が先か人の流れが先か
フォーカス2 渋谷駅迷宮学入門
フォーカス3 渋谷駅の隠れた秩序の生まれ方   
フォーカス4 成長する建築としての渋谷駅

エピローグ 曲がり角の2013年渋谷駅

渋谷駅立体視
WanderLand Shibuya Station 
主要参考文献

著者紹介

田村圭介(たむら けいすけ)
一級建築士。昭和女子大学生活科学部環境デザイン学科准教授。1970年東京生まれ。'95年早稲田大学大学院理工学研究科建設工学(建築)修了。'98年ベルラーヘ・インスティテュート・アムステルダム修了。'98年~'99年UN Studio勤務。'99年~2002年FOAジャパン勤務時に横浜港おおさん橋国際客船ターミナル('02年)の設計・監理を担当した。専門は建築計画・意匠。渋谷駅についての田村研究室での活動は、'09年に渋谷駅の変遷の模型をshibuya1000にて初めて発表。その後も渋谷駅の模型やドローイング、映像、テキストを発表している。著書に『ガラス建築――意匠と機能の知識』(共著、日本建築学会)、『THE YOKOHAMA PROJECT』(共著、ACTAR)、『SHIBUYA 202X―知られざる渋谷の過去・未来』(共著、日経BP社)。

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