ダカラタイハオモシロイ
2023年11月15日発売
定価:880円(税込み)
ISBN 978-4-334-10135-0
光文社新書
判型:新書判ソフト
だからタイはおもいしろい暮らしてわかったタイ人の「素の顔」
気候が穏やかで、微笑みの絶えない国。経済発展が続き、昼夜ともに刺激にあふれた街――。そんな風に捉えるだけでは、タイのことを十分には理解できない。タイ人の微笑みにも、タイという国の成長にも、一筋縄ではいかぬ「裏の顔」がある。経済格差・階級社会・利己主義・信仰心・愛国心・賄賂・権力欲・政治不信……。それでも、いや、そういう面があるからこそ、タイはますますおもしろいのだ。
タイで働き、タイ語を話し、タイ人と結婚して家庭を持つ著者だからこそ伝えられる、ほんとうのタイとタイ人の姿がここに。
目次
はじめに――素のタイ人と真の絆を結ぶために
第1章 微笑みに隠されたタイ人の本心
第2章 日本なんて子どもレベルなタイの人間関係
第3章 所得水準が人間の価値を意味するタイ
第4章 「内」と「外」をシビアに区別するやさしいタイ人気質
第5章 若い世代にとっては生きづらくなりつつあるタイ
第6章 タイと日本の友好関係は愛憎の泥沼劇場のよう
第7章 タイのアンタッチャブルは貧困層ではなく……
第8章 問題児だけどタイのよさを持つローソサエティー
第9章 出る杭は打たずに破壊するのがタイ式
第10章 現代タイ人の日本人観が実はあまりよくない現実
第11章 タイ人と働くということはタイ人に自分の心を開くこと
第12章 タイは間違いなくこれからも発展していく国
おわりに――だからタイは素晴らしい