シンセツ トクガワイエヤス
2023年11月15日発売
定価:1,364円(税込み)
ISBN 978-4-334-10131-2
光文社新書
判型:新書判ソフト
新説 徳川家康後半生の戦略と決断
戦国時代を終わらせ、265年という長期にわたって存続する江戸幕府を創始した徳川家康。ただ、その政治的手腕や技法は、倒幕の正当性にも関わることから、明治維新から現在に至るまで、積極的に評価されにくい傾向がある。
家康の後半生において、豊臣秀吉の没後、豊臣家と豊臣恩顧の大名たちとの関係、その制約の中で家康はどのように政治的な手腕を発揮し、幕府の礎を築いていったのか。一次史料に丹念にあたることによって、偉大な指導者としての家康の実像に迫る。
目次
はじめに
第1章 豊臣秀吉没後の大坂城への道程
第2章 徳川家康の奥州への視線
第3章 徳川家康後半生の政治判断の規定要因
第4章 関ヶ原・山中における戦勝とその実態
第5章 徳川家康による幕府権力の構築と継承
おわりに