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新書|詳細

牟田口廉也とインパール作戦

ムタグチレンヤトインパールサクセン
2022年7月13日発売
定価:1,188円(税込み)
ISBN 978-4-334-04616-3
光文社新書
判型:新書判ソフト

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牟田口廉也とインパール作戦日本陸軍「無責任の総和」を問う関口高史/著

約三万人の死者を出した、悪名高い「インパール作戦」。この負け戦を指揮した陸軍中将・牟田口廉也はそれまで、日本陸軍を代表する「常勝将軍」と呼ばれていた――。
作戦はどのような経緯を経て実行され、なぜ失敗に至ったのか?数々の思惑がぶつかり合ったインパール作戦は、「牟田口=悪」という単純な図式には回収できない。牟田口の生涯を追い彼の思想や立場を明らかにしつつ、作戦が大本営に認可されるまでの様々な人物・組織による意思決定の過程を分析する。こうした緻密な作業から見えてきたものは、牟田口という人間、そしてインパール作戦の持つ複雑性だった。

目次

序章 陸軍のメカニズム

第一章 牟田口廉也の実人物像
第一節 生い立ち
第二節 陸軍でのキャリア

第二章 インパール作戦認可までの経緯
第一節 情勢の変化に翻弄された作戦
第二節 阻害要因の克服
第三節 それぞれの思いをのせた作戦

第三章 再評価
第一節 インパール作戦
第二節 牟田口廉也

著者紹介

関口高史(せきぐちたかし)
1965年東京都生まれ。軍事研究家。元防衛大学校戦略教官・准教授。防衛大学校人文社会学部国際関係学科、同総合安全保障研究科国際安全保障コース卒業。安全保障学修士。陸上自衛隊入隊後、第1空挺団、陸上幕僚監部調査部(情報運用)、研究本部総合研究部(特命研究・陸上防衛戦略)、防衛大学校防衛学教育学群戦略教育室での勤務を経て現職。予備1等陸佐。著書に『誰が一木支隊を全滅させたのか』(芙蓉書房出版)、『戦争という選択』(作品社)がある。その他、民間シンクタンクの研究員、学会、大学・大学院などで研究成果を発表する傍ら、『NHKスペシャル』『歴史秘話ヒストリア』の番組制作協力(軍事考証及び時代考証)なども行う。

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