〈トイ〉カラジハジメルアートシコウ
2021年12月15日発売
定価:902円(税込み)
ISBN 978-4-334-04581-4
光文社新書
判型:新書判ソフト
〈問い〉から始めるアート思考
古来、アーティストは見えないものを見えるようにするような役割を社会の中で担ってきました。(中略)アーティストたちは、その時代や社会の中で、見たくても見えないものを描き出してきたと言えると私は思っています。(中略)アーティストたちに共通しているのは、未来についての「問い」を私たちに投げかけながら、常識を揺さぶったり、今までにない経験をさせたりするところです。(中略)観賞者がアーティストたちの作り出す未来の可能性を明確に感じることができれば、それはきっとビジネスでも役立つし、これからどうやって生きていくかを考えるときにも役立つはずだと私は思います。
(第一章「アートは未来を提示する」より)
目次
第一章 アートは未来を提示する
第二章 「現代アート」の終焉
第三章 「アート思考」とは意識の壁を壊すこと
第四章 都市は本当に必要か?
第五章 芸術祭とは何か
第六章〈観る〉から始める
終 章 アート思考とは「問い」である
著者紹介
吉井仁実(よしいひろみ)
1967年東京都生まれ。アートディレクター。清春芸術村理事長。
HOKUTO ART PROGRAM 総合ディレクター。
現代アートギャラリーhiromiyoshiiを運営。
印象派、近代美術を扱う銀座の吉井画廊勤務を経て、
1999年、HIROMI YOSHII EDITIONを設立。
2010年、六本木にhiromiyoshii roppongiを開廊。
2016年、アート&サイエンスギャラリー〈AXIOM〉を設立。
清春芸術村 : https://www.kiyoharu-art.com
hiromiyoshii 現代アートギャラリー:http://hiromiyoshii.com/