ナゼチュウガクジュケンスルノカ?
2021年11月18日発売
定価:858円(税込み)
ISBN 978-4-334-04573-9
光文社新書
判型:新書判ソフト
なぜ中学受験するのか?
延々とくり返されてきた中学受験の是非論に、気鋭の教育ジャーナリストがファイナルアンサー‼ 私立中高一貫校の六年間で得られるものは何か……、中学受験勉強の約三年間で得られるものは何か……。著者曰く「そもそも中学受験にメリットもデメリットもない。むしろ中学受験で得られるもののうち、何をメリットと感じ、何をデメリットと感じるかにそのひとの教育観、幸福観、人生観などの価値観が表れる」ただし「中学受験はやり方次第で良薬にも毒にもなる」とも。中学受験を良薬にする方法とはこれいかに……。膨大な取材経験を背景に、ときに歴史を遡り、ときに海外にまで視野を広げ、さまざまなジャンルの参考文献にふれながら、中学受験をする意味とそこから得られるものの正体を、壮大なスケールで描き出す。
目次
はじめに
第 一 章 12歳でやるか15歳でやるか 〜中高一貫教育の意味
第 二 章 シラバスよりハビトゥス 〜私学に通う意味
第 三 章 バットを持つか鉛筆を持つか 〜塾で学ぶ意味
第 四 章 偏差値よりも生きる指針 〜親子で取り組む意味
おわりに
著者紹介
おおたとしまさ
1973年10月14日、東京都出身。教育ジャーナリスト。麻布中学・高校卒業。東京外国語大学英米語学科中退。上智大学英語学科卒業。1997年、株式会社リクルート入社。雑誌編集に携わり2005年に独立後、いい学校とは何か、いい教育とは何かをテーマに教育現場のリアルを描き続けている。新聞・雑誌・Webへのコメント掲載、メディア出演、講演多数。中高の教員免許、小学校での教員経験、心理カウンセラーとしての活動経験もある。著書は『名門校とは何か?』、『ルポ塾歴社会』、『ルポ教育虐待』、『中学受験「必笑法」』、『正解がない時代の親たちへ』など70冊以上。