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ホーム > 光文社新書 > ルポ コロナ禍で追いつめられる女性たち

新書|詳細

ルポ コロナ禍で追いつめられる女性たち

ルポ コロナカデオイツメラレルジョセイタチ
2021年9月16日発売
定価:880円(税込み)
ISBN 978-4-334-04562-3
光文社新書
判型:新書判ソフト

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ルポ コロナ禍で追いつめられる女性たち深まる孤立と貧困飯島裕子/著

私たちがコロナウイルスの影響を大きく受け始めてから1年半余り。その間に女性たちに何が起こっているのか? 本書では2020年2月下旬、全国での一斉休校が決められた時点にまでさかのぼり、女性の視点からコロナ禍を振り返る。困難が集中するシングルマザー、ステイホームすることがままならない女性、エッセンシャルワーカーとして社会を支える女性、困難が集中する単身女性などそれぞれが置かれた状況についても見ていくことにする。女性たちを襲うさまざまな困難や制度上の綻び、背景にある構造的問題まで、コロナ禍で露呈した事実を受け止めることはコロナ後の世界を築いていく上で重要であるはずだ。まずは女性たちの声に耳を傾けるところから始めたい。(本書「はじめに」より)

目次

はじめに
第1章 シングルマザーを全方位から襲う困難
第2章 ステイホームできない女性たち
Ⅰ 増加する家庭内暴力
Ⅱ 行き場をなくした果てに
Ⅲ 妻でも母でもない女性の居場所はどこに
第3章 エッセンシャルワーカーの苦境
Ⅰ 「感謝」では救われない医療現場
Ⅱ 崩壊へと加速する介護現場
Ⅲ 生活を支えるエッセンシャルワーカーの受難
Ⅳ 使い捨てられる非正規公務員
第4章 テレワークの明と暗
Ⅰ テレワーク階級──新しい身分制度の誕生
Ⅱ テレワーク普及とジョブ型雇用の罠
第5章 孤立する女性たち
Ⅰ 増える女性自殺者
Ⅱ 孤立する氷河期世代
Ⅲ 高齢おひとりさま女性の貧困
おわりに 

著者紹介

飯島裕子(いいじまゆうこ)
東京都生まれ。大学卒業後、専門紙記者、雑誌編集を経てノンフィクションライターに。人物インタビュー、ルポルタージュを中心に取材、執筆を行っているほか、大学講師を務めている。著書に『ルポ 貧困女子』(岩波新書)、『ルポ 若者ホームレス』(ちくま新書)等がある。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程満期退学。

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