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ニッポンノバドミントンハナゼツヨクナッタノカ?
2021年7月14日発売
定価:968円(税込み)
ISBN 978-4-334-04555-5
光文社新書
判型:新書判ソフト
日本のバドミントンはなぜ強くなったのか?
バドミントンは「メンタルのスポーツ」!
プロ野球のピッチャーが、160キロのストレートとものすごい落差の変化球を投げることができても、次に投げる球が分かっていたら打ち返されてしまうでしょう。スマッシュも同じことです。どれだけ速いスマッシュを打つことができても、相手に読まれたら「決め球」にはならないのです。
バドミントンでポイントが決まるかどうかの「際」というのは、ほんの一瞬の判断の遅れやラケットの振り遅れです。その「遅れ」がなぜ生まれるのかと言えば、「次はどこにくるのかな」という迷いがあるからです。
つまりバドミントンは、相手に迷いを与えるスポーツなのです。
(「第5章」より)
目次
プロローグ
第1章 なぜ東京五輪ではメダル量産が期待できるのか?
第2章 なぜ過去の日本バドミントンは世界で勝てなかったのか?
第3章 なぜ日本の五輪代表選考レースは過酷なのか?
第4章 なぜ右肩上がりに世界で結果を残しているのか?
第5章 なぜバドミントンは「メンタルのスポーツ」なのか?
エピローグ
著者紹介
藤井瑞希(ふじいみずき)
1988年熊本県芦北町生まれ。ロンドン五輪バドミントン女子ダブルス銀メダリスト。垣岩令佳との「フジカキペア」として親しまれる。5歳でバドミントンを始め、中学2年生のときに全国中学校バドミントン大会でシングルス優勝。青森山田高校3年生時には、当時25年ぶりとなるインターハイ3冠を達成。
2012年のロンドン五輪は、バドミントンにおける日本人として初の決勝進出。2014年からは日本人初のヨーロッパリーグにも参戦。2019年の引退ののちは、全国各地でバドミントン普及活動を行い、テレビ解説者としても活躍中。