「ジョセイムケフウゾク」ノゲンバ
2021年5月19日発売
定価:946円(税込み)
ISBN 978-4-334-04541-8
光文社新書
判型:新書判ソフト
「女性向け風俗」の現場彼女たちは何を求めているのか?
女性向け風俗の四十代セラピスト、源氏名は柾木。昼の顔は営業マン、夜は新宿・歌舞伎町をはじめとするラブホ街が仕事場だ。彼の元には独身女性・人妻・処女・身体に障がいのある人など様々な女性がひっきりなしに訪れる。そして、性だけの繋がりゆえに、彼女たちは本音を話してくれる。
「本当は気持ちよくないのだけど、感じている演技をしているんです」「痛いのを我慢しています」「パートナーに性的に満たしてもらうことは諦めました」「一度でいいので、本気で感じてみたいんです」……。それは、これまでの社会からは決して聞こえてこなかった叫びだ。ほとんどの人が知らない「女性向け風俗」の現場から見えてくる、この国の性のゆくえ。
目次
はじめに
第1章 演技に疲れた女性たち
第2章 独身女性の胸の内
第3章 50代からの風俗
第4章 感じない悩み・性交痛
第5章 セックスレスの夫婦たち
第6章 処女のお客様
第7章 中イキを経験させて下さい
第8章 喪失感を抱える障がい者
第9章 ユーザー座談会
第10章 女性向け風俗の裏話
第11章 日本の男女の性、未来予想
おわりに
著者紹介
柾木寛(まさきひろし)
女性向け風俗店を運営する四十代の現役セラピスト。施術歴6年。たくさんの女性の身体と向き合う中で、性的に満たされている女性が極めて少ないことを知り、女性の性に対する男性の間違った理解・男女の性のすれ違いを改善するお役に立てたらと書籍を執筆。本書が初の著書となる。