ヤマモトタロウトエヌコクトウ
2020年11月18日発売
定価:836円(税込み)
ISBN 978-4-334-04508-1
光文社新書
判型:新書判ソフト
山本太郎とN国党SNSが変える民主主義
「れいわ新選組」と「NHKから国民を守る党」(以下、N国党)の躍進は、日本で初めて民主主義とインターネットが融合した政治勢力が誕生した新時代の幕開けでした。しかも、これは恐らく一過性のものではありません。わたしたちにとってリアルではなくなってしまっていた「政治と生活の関係性」を、ダイレクトに結び付ける「接着剤」としての新しい運動のひな型を提供してしまったからです。つまり、パンドラの箱は開けられたのです。(「はじめに」より)
――気鋭の評論家による、「パンドラの箱」を開いたことのその先を問う警世の書。これからの民主主義は、SNSの影響を抜きにしては語れない!
目次
はじめに
第一章 れいわ新選組はポピュリズムなのか
第二章 「既得権益をぶっ壊す」N国党の正体
第三章 国会議員YouTuberは民主主義を破壊するか
第四章 反転するリアリティ、炎上マーケティングの罠
第五章 兵器化するソーシャルメディアと政治の終り
第六章 ポスト安倍時代の「部族主義」
おわりに
著者紹介
真鍋厚(まなべあつし)
1979年、奈良県天理市生まれ。大阪芸術大学大学院芸術制作研究科修士課程修了。出版社に勤める傍ら評論活動を展開。専門分野はコミュニティ、暴力、宗教、サブカルチャーなど多岐にわたる。著書に『テロリスト・ワールド』(現代書館)、『不寛容という不安』(彩流社)がある。その他、各種ニュースサイトで連載を執筆中。