笑わせる技術世界は9つの笑いでできている
人間関係が何よりも大切な現代社会において「笑い」は最大の武器になる。「でも、自分には才能がないし……」と嘆く必要はない。笑いはロジックであり、構造をしっかり把握すれば、誰でも人を笑わせることができるようになるからだ。本書は「共感」「自虐」「裏切り」「安心」「期待」「無茶」「発想」「リアクション」「キャラクター」の9つに笑いを分類し、豊富な具体例を交えながら「笑わせる技術」を解説する。
著者は、笑いあり涙ありの緻密な舞台を構築し、今、映画界、テレビ界から最も注目されている劇団「TAIYO MAGIC FILM」の主宰者。芸人引退後、放送作家に転じ、多くの芸人にネタを提供。プロ向けのお笑いスクールの講師も務める。
目次
はじめに
第1章 共感の笑い 難易度★
第2章 自虐の笑い 難易度★
第3章 裏切りの笑い 難易度★★★
第4章 安心の笑い 難易度★★
第5章 期待に応える笑い 難易度★★★★
第6章 無茶の笑い 難易度★★★★★
第7章 発想の笑い 難易度★★★★★
第8章 リアクションの笑い 難易度★★
第9章 キャラクターの笑い 難易度★★★
最後に 「笑わせる技術」を使いこなすための人間力
著者紹介
西条みつとし(さいじょうみつとし)。
1978年生まれ。千葉県出身。97年に、吉本総合芸能学院(NSC)入学。卒業後は、お笑い芸人として吉本興業に所属。2000年に渡辺プロダクションに移籍し舞台やテレビで活躍。10年に芸人活動をやめ、放送作家に。数々のバラエティ番組の構成作家として活動しながら、12年には劇団(現「TAIYO MAGIC FILM」)を立ち上げ、演劇の世界でも活躍する。現在、ドラマや映画の監督・脚本、舞台の演出・脚本なども手掛けながら、数多くのお笑いスクールやお笑い事務所の講師も担当。